臨時警備ってなに?具体的な仕事内容や他の警備職種との違いを解説!

警備員の職種で「臨時警備」という言葉を見かけたことはありませんか?
臨時警備員とは言葉の通り、臨時的に配置される警備員を指します。
今回は、臨時警備の仕事内容から配属される現場まで、具体的な例を合わせて詳しくご紹介していきます。

臨時警備ってどんなお仕事?

臨時警備員の主な仕事は、「商業施設の短期工事による警備」や「イベントでの防犯対策を目的とした警備」など、臨時的に必要とされる警備業務です。
防犯処置や安全確保など、内容的には一般的な警備職種と変わりませんが、依頼主が企業や自治体だけとは限らず、民間の一般家庭でも気軽に依頼できる特徴があります。
案件によっては、1日数時間の勤務や、指定された夜だけの勤務もあり、通常の雑踏警備や施設警備とは異なり、短い間配属されるケースが多いです。

臨時警備はずっと長期雇用されないの?

臨時に配置される警備のため、長期雇用されない職種のように思えますが、長期勤務も可能としている企業も多く存在します。現場が終了すれば、また別の臨時警備や期間が長い現場へと配属され、長期的に在籍する事も可能なのです。

警察庁の調査によると、令和2年12月末現在で警備員数は58万8,364人。常用警備員は53万4,584人、臨時警備員は5万3,780人と、警備員総数に対して臨時警備員の割合は、9.1%を占めています。

※このデータでの常用警備員とは、雇用契約において定めがないか、4カ月以上の雇用期間が定められているものを指します。その逆に、臨時とは常用に該当しない警備員の事を示しています。

2021年は東京オリンピックも開催され、臨時的に必要とされる警備員は例年より増加しているように思えますが、殆どの警備員は常用警備に該当すると言われています。
もし短期雇用で臨時警備を務めるなら、社会保険が適用されない事もあるので注意が必要です。

臨時警備の主な現場

それでは、臨時警備では主にどんな現場へ配属されるのでしょうか。いくつか例をご紹介していきます。

イベント時の防犯

コンサートや自治体イベント・スポーツ大会・季節行事・展示会など、多くの人が出入りする際に、臨時警備が配置されます。内容としては、会場内での交通誘導や入場整理、駐車場警備など来場者が円滑に交通できるよう安全確保が中心となります。また、イベントが行われていない時間帯、深夜などに会場や周辺を警備する事もあります。事前に期間が決められているのが特徴です。

スーパーマーケットのセールや深夜の警備

街中にあるスーパーマーケットで、臨時警備として配置される事もあります。

主に、ファミリーセール時の誘導や、業者の出入り管理や施錠管理、施設内の温度監視などがお仕事です。
ファミリーセールの誘導に関しては、営業時間に合わせての勤務となりますが、業者の出入り管理・温度監視に関しては、夜間作業になる場合もあります。時には、食材が解凍しないよう、冷蔵庫から冷凍庫に移す作業など食材の品質維持に貢献する事もあるそうです。

駅構内の工事

ホームドア設置の工事やエレベーター・エスカレーターなどの工事は、期間が決められています。

その際、臨時的に警備員が必要となり、配属される事があります。
内容としては、ホームでの列車発着時の安全確保や工事付近の交通誘導などが主なお仕事です。
場合によっては、夜勤や当務で行う事もありますが、駅現場は警備業の中でも特に人気が高く、電車が好きな方にもお勧めできます。

企業内での体育祭・イベント行事

自治体やイベント業界だけではなく、一般企業が福利厚生として社内イベントを開催する際に、臨時警備を依頼する事があります。大規模な社内の体育祭やイベント行事などは、多くの人が出入りするため、安全確保が必要とされるのです。

民間からの依頼

年末年始やゴールデンウイークなどの長期休みにて、民間の一般家庭から自宅警備を受け付ける警備会社も存在します。配属期間はその時によって異なりますが、冠婚葬祭の際に必要とされる事もあるそうです。

臨時警備員にはどうやったらなれる?

臨時警備員になるのは、特に必要な資格などはなく、未経験の方でも勤務可能な職種となっています。
そもそも、警備業法に該当しない18歳以上の方であれば、基本的には誰でも警備員になれるのです。
しかし、資格が必要となる施設警備や列車見張り員などは別になるので、務める際の応募資格はしっかりと確認しておきましょう。

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