目次
- 1 警備の契約社員に必要な知識とスキル
- 1.1 法定研修(新任教育20時間・現任教育)について
- 1.2 資格取得で有利になる資格一覧(警備の契約社員向け)
- 1.3 警備業界における契約社員の給与・待遇・キャリア設計
- 1.4 具体的なキャリアロードマップ(年次イメージ)
- 1.5 キャリアアップしやすい人の共通点
- 1.6 現場別の仕事の特徴と月間スケジュール例
- 1.7 警備業における契約社員の勤務形態とシフトの実態
- 1.8 日勤のメリット・デメリット
- 1.9 夜勤のメリット・デメリット
- 1.10 当務(24時間勤務)のメリット・デメリット
- 1.11 勤務形態別のおすすめタイプまとめ
- 1.12 警備の契約社員の応募書類と面接対策のポイント
- 1.13 警備の契約社員に関するよくある質問(FAQ)
- 1.14 警備の契約社員として応募する際のチェックリスト(採用判断のコツ)
- 1.15 まとめ|警備の契約社員は未経験からでもステップアップしやすい安定職種
- 1.16 まず最初にやるべき3ステップ
- 1.17 さらにキャリアを伸ばしたい人が次にやるべきこと
警備の契約社員とは?雇用形態とキャリアの基礎知識
契約社員という雇用形態の基本ポイント
警備の契約社員は一般に3ヶ月〜1年ごとの契約更新で雇用される非正規雇用です。現場配置を前提とした採用が多く、就業形態はシフト制(夜勤・日勤混合)となることが一般的です。社会保険加入は就業日数・時間により適用されます。
警備業界で契約社員が必要とされる理由
- 常駐警備や工事現場、イベントなど現場数が多く人手の流動が激しい
- 即戦力の確保と柔軟なシフト運用が求められるため契約社員で採用するケースが多い
契約社員からのキャリアパス※一例
<代表的なキャリアの流れ>
契約社員(現場) → 検定資格取得 → 現場リーダー → 正社員登用
※詳細なキャリアステップは後述します。
警備の契約社員に必要な知識とスキル
法定研修(新任教育20時間・現任教育)について
警備業はどの雇用形態においても警備業法により新任教育20時間以上が義務化されています。内容は次の通りです。
- 法令・規則の基礎
- 業務の基礎(巡回・監視・誘導)
- 応急手当(AED・救命)・火災対策
- 事故事例に基づく演習
さらに年1回以上の現任教育が必要です。
詳しい法定研修についてはこちらもご覧ください。
コミュニケーション力と接遇も大切
警備業務は単に見守るだけではなく、利用者への案内やクレーム対応、協力業者との連携が発生します。
- 丁寧な言葉遣いと指示伝達
- 冷静な対応と報告連絡相談(ホウレンソウ)
危機管理・状況判断力
火災、不審者、事故発生時に迅速に初動対応する能力が評価されます。経験を積むことで判断スピードと的確さが向上し、現場リーダーへ昇進しやすくなります。
資格取得で有利になる資格一覧(警備の契約社員向け)
警備業では「警備業務検定」が評価対象です。資格保有で手当・配置の優先・単価アップが見込めます。
施設警備業務検定(2級・1級)
- 主な業務:監視カメラ対応、防災センター業務、巡回・施錠管理
- 期待できる手当:月額5,000〜20,000円(企業より差あり)
- 1級保持者は監督職(隊長候補)として評価されやすい
交通誘導警備業務検定(2級・1級)
- 主な業務:建設現場での車両誘導、道路工事での交通規制
- 期待できる手当:日給ベースで500〜2,000円、月あたり5,000〜15,000円の事業所が多い
- 1級で高速や大規模工事の高単価現場に参加可能
雑踏警備業務検定(2級・1級)
- 主な業務:イベント・マラソン・フェス等での群衆管理
- 取得者はイベント案件で優先配置されるため、単発高収入案件のチャンスが増える
警備業界における契約社員の給与・待遇・キャリア設計
地域別の給与相場(目安データ)
以下は実務的な目安です(諸手当・夜勤比率で変動)。
| 地域 | 月給相場 | 年収目安 |
| 関東 | 23〜28万円 | 300〜360万円 |
| 関西 | 21〜26万円 | 280〜330万円 |
| 中部 | 20〜25万円 | 260〜310万円 |
| 九州 | 19〜24万円 | 250〜300万円 |
※ 夜勤・宿直・資格手当の有無で年収は大きく上下します。夜勤多めで年収380〜420万円も可能です。
資格手当と昇給の具体例
- 交通誘導2級:月5,000〜10,000円
- 施設警備2級:月5,000〜12,000円
各1級取得で5,000〜20,000円上乗せされる場合あり、複数資格保有で手当合算・優先配置につながります。
具体的なキャリアロードマップ(年次イメージ)
※以下のキャリア年数は、全国警備業協会の教育制度や、警備会社の求人・採用情報、現場運用の一般的な傾向をもとにした目安です。
実際の昇格・登用時期は、会社規模・本人の適性・資格取得状況によって前後します。
1年目(0〜12ヶ月)|現場経験を積む期間
- 契約社員・アルバイトとして現場配属
- 交通誘導・施設警備・イベント警備などを経験
- 基本動作・安全確認・無線対応を習得
- 新任教育+現任教育を受講
👉 「まずは現場に慣れる」フェーズ
2年目|スキル・資格を取得する時期
- 警備業務検定2級(交通・施設など)を取得
- 単独配置や重要ポジションを任されるようになる
- 後輩指導を少しずつ経験
- 現任教育を継続
👉 「一人前の警備員」として評価され始める
3年目|現場の中核メンバーへ
- 副責任者(現場補佐) に任命されるケースが多い
- シフト調整・現場連絡・新人フォローを担当
- 警備業務検定1級の取得を目指す
👉 「現場を回せる人材」になる段階
4〜5年目|隊長・現場責任者クラス
- 隊長(現場責任者) として現場全体を統括
- 顧客対応・クレーム一次対応
- 警備計画・配置作成にも関与
- 正社員登用対象になるケースが増加
👉 正社員登用率:目安20〜50%(企業差あり)
5〜7年目|正社員登用・管理職候補
- 正社員として安定雇用
- 複数現場を兼任管理
- 新人教育・研修講師を担当
- 指導教育責任者資格の取得 を目指す
👉 現場+マネジメントの両立フェーズ
7年目以降|管理職・キャリアの分岐点
- エリアマネージャー/統括責任者
- 現場管理・売上管理・顧客折衝
- 本社業務(採用・教育・営業)へ転向する人も
👉 「現場に出ない働き方」も選べるようになる
キャリアアップしやすい人の共通点
- 無遅刻・無欠勤
- 現場報告が丁寧
- 資格取得に前向き
- コミュニケーションが安定している
現場別の仕事の特徴と月間スケジュール例
施設警備(オフィス・商業施設)
特徴:巡回、監視カメラ操作、受付対応が中心で体力負担は比較的軽め
シフト例:日勤(8:00〜17:00)/夜勤(22:00〜翌7:00)
交通誘導(建設現場・道路工事)
特徴:体力・注意力が必要。交通量の多い現場は単価が高い
シフト例:7:00〜16:00/8:00〜17:00など(現場により夜間21:00〜翌6:00あり)
雑踏・イベント警備
特徴:短期集中型の高負荷現場。群衆管理・緊急時対応の経験が得られる
シフト例:イベント日程に合わせた単発~数日間のシフト
現場別の仕事をさらに詳しく知りたい方は下記もご覧ください。
警備業における契約社員の勤務形態とシフトの実態
警備の勤務時間帯(昼勤・夜勤・当務)
まずは、警備の契約社員が実際にどのような時間帯・シフトで働いているのか、現場の実態から整理していきます。
警備のシフトは現場によって大きく異なります。
主な勤務形態は以下のとおりです。
| 勤務種類 | 時間例 | 特徴 |
| 日勤 | 8:00〜17:00 | 商業施設・オフィス・建設現場などで一般的 |
| 夜勤 | 21:00〜翌6:00 | 工事現場・施設警備・夜間巡回などで多く見られる |
| 当務(24時間勤務) | 9:00〜翌9:00(仮眠あり) | 施設警備(ビル・病院・工場)などで多い |
日勤のメリット・デメリット
◎ メリット
- 生活リズムが整いやすい(規則正しい)
- 家族・友人と生活時間が合うため、プライベートが確保しやすい
- 初心者でも取り組みやすい現場が多い(オフィス・商業施設など)
- 夜勤より身体的負担が少ない
△ デメリット
- 深夜手当がないため 夜勤より収入が低くなりがち
- 商業施設などは日中の来客が多く、案内対応が増える
- 交通誘導の場合、日中は車両・歩行者が多く緊張しやすい
- 勤務回数が多くなり、拘束時間の割に手取りが伸びないことも
夜勤のメリット・デメリット
◎ メリット
- 深夜手当で収入が増える(時給25%UP)
- 夜間帯は人の出入りが少なく、比較的落ち着いた時間帯もある
- 交通誘導では車両が減り、誘導がしやすい現場もある
- 日中に自由時間を確保できる
△ デメリット
- 生活リズムが崩れやすい
- 身体的な負担が大きいケースも
- 仮眠や休憩が取りづらい現場もある
当務(24時間勤務)のメリット・デメリット
◎ メリット
- 勤務回数が月10〜12回程度で済むため、自由時間が多い
- 巡回→休憩→監視→休憩のリズムで業務負担が分散される(現場により異なる)
- 施設内勤務が中心で天候の影響を受けにくい
- 月給ベースが安定しやすい(固定シフトの場合)
△ デメリット
- 長時間勤務のため、体力管理が重要
- 仮眠が十分に取れない現場だと疲労がたまりやすい
- 早朝・深夜の警報対応など、状況判断が必要
- 生活スケジュールが通常のサイクルとずれやすい
勤務形態別のおすすめタイプまとめ
勤務形態ごとの特徴を踏まえたうえで、次は「どの働き方が自分に向いているか」をタイプ別に整理します。
前述したように、警備の働き方は 日勤・夜勤・当務(24時間勤務) など多様で、
ライフスタイルや収入の希望によって向き・不向きが大きく変わります。
「どの働き方が自分に合っているのか分からない…」
という人は少なくありません。
そこで、ここでは 勤務形態ごとに向いているタイプを整理 し、
あなたが長く働けるスタイルを見つけやすいようにまとめました。
| タイプ | おすすめ勤務 |
| 生活リズムを重視したい | 日勤 |
| 稼ぎを重視したい | 夜勤 |
| 月の自由時間を増やしたい | 当務 |
| 未経験で始めたい | 日勤 or 施設の当務 |
| 安定した現場で働きたい | 施設の当務 or 日勤 |
1ヶ月の出勤ペース例
実際に働いた場合の生活イメージが湧くよう、勤務形態ごとの1ヶ月の出勤ペースと月収例を紹介します。
<施設警備(当務:24時間勤務)の場合>
- 月10回勤務 → 月給26〜30万円
明け休みが多く、自由な時間が確保可能
<交通誘導(日勤)の場合>
- 月22〜25日勤務 → 月給24〜32万円
働いた分だけしっかり稼げるスタイル
警備の契約社員の応募書類と面接対策のポイント
履歴書で重視されるポイント
警備の採用は「経験」よりも「誠実さ」が重視されます。
書類で見られるポイントは以下です。
- 遅刻・欠勤のない勤怠が期待できるか
- コミュニケーションは丁寧か
- 経験がなくても意欲があるか
<履歴書に書くべき志望動機例はこちら>
例①
「安定した現場で長く働きたいと考え、教育と資格制度が整った御社を志望しました。」
例②
「未経験からでも安心して警備業務に取り組める環境が整っている点に魅力を感じ、責任感を持って長く貢献したいと考え、御社を志望しました。」
面接でよく聞かれる質問
- なぜ警備業界を希望したか
- 夜勤は可能か
- 体調管理や安全意識についてどう考えるか
- クレーム対応の経験はあるか
ポイントは「安全に対する意識」を具体例で語ること。
内定から入社までの流れ
- 面接(1回〜2回)
- 内定通知
- 契約手続き
- 新任教育20時間
- 現場配置
警備の契約社員に関するよくある質問(FAQ)
資格がなくても始められますか?
はい。多くの企業が未経験採用→新任教育で資格取得支援という流れを用意しています。実務を通じて2級を取得し、1級へステップアップするのが一般的です。
正社員登用はどれくらい期待できますか?
企業によりますが、20〜50%程度の登用実績がある会社もあります。評価基準は勤怠・現場評価・資格保有状況などです。
年齢や性別で採用制限はありますか?
警備業は比較的幅広い年齢層を採用しており、60代でも採用例があります。女性やシニア向けの現場も増えています。
※ただし、警備業法により18歳未満は警備の仕事に就業することはできません。
警備業法について詳しく知りたい方はこちらもチェック!
警備の契約社員として応募する際のチェックリスト(採用判断のコツ)
見るべき募集要項のポイント
- 資格手当の有無と金額
- 正社員登用の有無・過去実績の記載
- 教育制度(新任・現任教育の充実度)
- シフト体系と残業の有無
面接で確認すべき質問例
- 「資格取得支援はありますか?」
- 「正社員登用の実績はどのくらいですか?」
- 「現場の平均年齢や男女比は?」
内定後に確認すべき労働条件
- 雇用契約書の契約期間・更新条件
- 社会保険・有給休暇の取り扱い
- 手当(夜勤・資格手当)と支給タイミング
まとめ|警備の契約社員は未経験からでもステップアップしやすい安定職種
警備の契約社員は、経験の有無に関わらずキャリアを形成しやすく、
「安定性」「資格による昇給」「明確なキャリアパス」という3つの特徴がそろった職種です。
- 新任教育(20時間)で基礎を身につけられる
- 検定資格(2級・1級)で給与UPが可能
- 契約社員からスタートし、資格と現場経験を重ねることで、正社員や管理職へと段階的にステップアップできる環境が整っている
- 勤務形態が豊富で、自分に合った働き方が選べる
- 需要が高く、長期的に仕事が途切れにくい安定した業界
特に、施設警備・交通誘導・雑踏警備など複数の現場経験を積むことで、
安全管理能力やクレーム対応力が向上し、将来的なキャリアの選択肢も広がります。
まず最初にやるべき3ステップ
① 求人要項で確認すべきポイントをチェックする
警備求人を見る際は、以下を必ず確認しましょう。
- 教育制度(新任・現任教育の方法、フォロー体制など)
- 資格手当の有無と金額
- 正社員登用制度の実績
- 夜勤/日勤/当務の割合
- 配置現場(施設・交通誘導・イベントなど)
- 残業の有無、シフトの柔軟性
これらを比較するだけで、働きやすさが大幅に変わります。
② 自分に合った警備の種類(職種)を決める
警備といっても、働き方は大きく異なります。
- 施設警備:屋内中心・安定した勤務・当務あり
- 交通誘導警備:稼ぎやすい・現場数が多い・体力が必要
- 雑踏・イベント警備:やりがいが高い・短期案件も豊富
「生活リズム」「収入」「働く場所の雰囲気」など
あなたの優先したい条件に合わせて選ぶのがおすすめです。
③ 複数の警備求人を比較し、自分の条件に合う仕事を選ぶ
警備業界は企業ごとに
- 資格支援制度
- 研修の質
- 配属先の種類
- 給与水準
が大きく異なります。
必ず複数比較し、
給与・働き方・キャリアパスのバランスが最も良い求人 を選びましょう。
さらにキャリアを伸ばしたい人が次にやるべきこと
✔ 資格取得に向けて勉強を始める
検定資格(交通誘導2級・施設警備2級)は合格率が上がる対策本や講習が多数あり、
勉強すれば未経験でも十分取得できます。
✔ 長期的に続けたいなら「正社員登用あり」を選ぶ
警備会社の中には
- 年2回の登用試験
- 資格取得後の自動登用制度
を導入している企業もあります。
✔ 自分に向いている働き方を明確にする
- 収入重視 → 夜勤多め
- 安定重視 →日勤でも夜勤でも天候で中止にならない 施設警備の仕事を選ぶ
- 無理なく続けたい → 日勤中心
- 休み多めが良い → 当務の仕事を選ぶ
というように、働き方から選ぶのも成功のポイントです。
働き方・シフト・資格・給与をしっかり比較し、あなたに最適な現場を選ぶことで長期的に安定しながら成長できる職種になっていマス。
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まずは業務内容や手当を確認するところから始めてみましょう。






















