「敬礼」をちゃんと知りたい!/やり方や行う意味、その由来など徹底解説!

「敬礼」という言葉を聞くと、右手をこめかみ辺りにかざす姿を思い浮かべませんか?
実は「敬礼」とはこのポーズだけを指す言葉では無いのです!
今回は、知っているけど知らない「敬礼」のやり方や、行う意味、その由来をご紹介していきます!

「敬礼」をわかりやすく解説!

そもそも「敬礼」とは、相手に対して敬意を表す行為を指します。
国によってその形式は異なりますが、日本で馴染みのある握手やお辞儀といった行為も相手に敬意を示す「敬礼」に含まれるのです。
右手をこめかみ辺りにかざす、あの「敬礼」は一般的に「挙手注目の敬礼」と言われています。
「自衛隊員」や「警察官」「消防士」、そして民間では警備会社や交通会社(航空・鉄道・バス・船舶)などに勤務している方が日常的に使用している「敬礼」ですね。

誰でも出来る「挙手注目の敬礼」の仕方

基本的に「敬礼」は目下のものから、目上の人に向かって行います。
更に、自衛隊や警察が行う「挙手注目の敬礼」は、細かく厳しい決まりがありますが、ここでは、一般の方にもわかりやすく、基本的な「挙手注目の敬礼」のやり方をご紹介していきます。

まず「挙手注目の敬礼」は、利き手に関わらず必ず『右手』を使用します。
姿勢は、背筋をスッと伸ばし、肩を落とすように顎も少し引きましょう。
ポイントとしては、余計な力を抜いて、真っ直ぐ敬礼する相手を見る事です。
相手との距離は、8歩ほど離れていれば大丈夫です。

その次に、手のひらを少し外側に向け、右ひじを肩の高さまで持っていきます。
そのままゆっくりと右腕を上げていき、帽子がある場合は人差し指と中指をつばの右端にあてます。
このとき、親指と人差し指はぴったり付けましょう。
肘が肩の延長線上にあり、脇は90度、足の開きも60度くらいだと正しい姿勢と言えます。
左手に関しては、指が真下を向くようにズボンと平行に下すと良いでしょう。

以上が、民間の警備会社でも習う「挙手注目の敬礼」のやり方です。
警備会社や行う場面、装備によっても「敬礼」の仕方は変わってきますが、「相手への敬意」を込める事が重要と言えるでしょう。

「敬礼」をされたら必ず「答礼」を!

握手やお辞儀でも、相手から「敬礼」されたら、受けた側も必ず同じように「敬礼」を返しますよね。
この返す事を「答礼」と言い、警察では法律により「答礼」することを義務付けられています。
もちろん、「答礼」を行うことにより職務に支障が出てしまう場合は例外ですが、警察官に「挙手注目の敬礼」をした場合、ほぼ間違いなく「答礼」をしてくれる事でしょう。

しかし、一般人の方が、自衛隊員や警察官に「挙手注目の敬礼」をされた場合、「答礼」はどうすれば良いのでしょうか。

一般人が答礼をする場合

一般的には、お辞儀をすることで「答礼」の意味にもなります。
更に言うと、「帽子を外し、左胸の上へ右手を置く」この行為も「答礼」になります。
後者の方は、テレビで見た方もいらっしゃるかもしれませんが、もし自分が「挙手注目の敬礼」をされたら、同じように「答礼」してみてください。

「挙手注目の敬礼」の由来

「挙手注目の敬礼」の歴史や諸説は多々あると言われていますが、有名なのは中世のヨーロッパの歴史から基づいているという説です。
中世ヨーロッパでは、鎧や甲冑を身に付けた騎士が存在したと言われています。
そこで武装した騎士が、仕える皇族を前に、兜面(顔面の鎧)を上げる動作をし、自分が何者であるかを証明する仕草を行っていたそうです。
つまり、顔がよく見えるように、兜面を上げる動作から、「挙手注目の敬礼」が生まれたのではないか、と言われているのです。
他にも、武器を持っていない事を明らかにする為や、危害を加える意思が無い事を伝える意味など、様々な諸説があります。

警備員になれば『敬礼』が日常的に使える

自衛隊員や警察官、消防隊員になるには、それ相応の資格、技術、知識が必要となります。
しかし、民間企業で雇われている「警備員」は、特に資格も必要なく、18歳以上(警備業法により)であれば未経験の方でも勤務する事が出来ます。
「警備員」で「挙手注目の敬礼」が日常的に使われているのは、不審者が近寄ってこないようにする防犯の為や、誘導する通行者への敬意を見せている意味があります。
詳細については、事前の法定研修でも習う事が出来るので、知識が全く無い方でも安心して挑戦する事が出来るでしょう。

「敬礼」が当たり前の毎日になれば、自ずと姿勢と視線は真っすぐになり、仕事への意識も変わってきます。
そもそも敬意を示す行為とは、自分以外の人を尊重し、見下す事や比べる事無く敬う気持ちが大切となります。
偏見や差別を無くして、相手に敬意を見せる行動を取ることで、自分と言う人間も成長し続けるのではないでしょうか。
ビジュアル的に格好良い「挙手注目の敬礼」でなくても、「敬礼」をする事は、成長し続ける自分を証明することにも繋がるかもしれません。

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