警備の仕事で転職を繰り返すのはマイナス?長く働くコツは?

警備業界は人の入れ替わりが激しく、その多くは同じ警備業界の中で転職を繰り返します。ただし、あまりにも転職を繰り返すと不利な状況に追い込まれがちです。1つの職場で長続きするには、どのようなコツがあるのでしょうか。

警備業界で転職が多い理由と転職回数が与える転職への影響は?

警備業界で転職を繰り返す理由は様々です。警備の仕事は立っている時間が長かったり、寒さや暑さに耐えなければいけなかったりするなど体への負担が大きいため、続けられない人がいます。それでいて給料や待遇が良くないのも大きな不満です。あるいは職場や人間関係になじめなかったのかもしれません。

警備業界は慢性的な人手不足です。たとえ転職の回数が多くても、経験があるなら採用したいでしょう。こうした事情があって警備業界は他の職種に比べて転職を繰り返す人が多いといえます。

ただし他の職種に転職するとなれば、転職回数の多さは明らかにマイナスです。一般的に3~4回以上転職していると企業は採用を躊躇します。特に年齢が高くなるほど不利です。短期間で転職を繰り返すのも、またすぐに辞めてしまうのではないかと警戒されてしまいます。

警備業界の中だけで転職を繰り返すのもデメリットがあります。経験やスキルがあっても、採用直後の給料や待遇は未経験者とあまり変わりません。せいぜい能力給が少し上乗せされるくらいです。それなら給料や待遇が悪いと感じても、同じ警備会社にいたほうが昇給やキャリアアップのチャンスを見込めたでしょう。

よほどのブラックな警備会社でない限りは、転職するのを我慢して働き続けるほうがメリットは多いはずです。

警備の仕事をできるだけ長く続けるコツは?

警備に限らず1つの仕事を長く続けるには、ある程度の譲歩や妥協、我慢が必要です。完璧を求めてしまうと、すぐに転職したくなってしまいます。最低でも1年、できれば3年以上は続けたいところです。

もう1つ、長く働くコツとして職場選びも重要です。採用のハードルが低いからという理由だけで転職すると、後悔する原因になります。自分に合った職場選びをするには、どんな条件でどのように働きたいのか基準を明確にするのが大事です。

例えば警備の業務内容は施設警備や交通誘導、輸送警備、ボディーガードなど多岐にわたります。体力に不安があるなら交通誘導よりも施設警備という選択になりますし、給料を重視するなら輸送警備やボディーガードまで受け持つ警備会社のほうが向いているでしょう。

警備専門の転職エージェントを利用して探すのもおすすめです。ハローワークや求人誌で見られるのは企業にとって都合の良い情報が多く、必ずしも実状を表しているとは限りません。転職エージェントは第三者の視点から企業を見ていますから、雰囲気の良し悪しや人間関係が分かります。合わなそうなところは事前にはじきやすいでしょう。

さらに専任のアドバイザーやコンサルタントが、性格や経歴を基に最適な転職先を紹介してくれたり、採用までサポートしてくれたりするなどのメリットがあります。転職エージェントに登録しないと見られない非公開求人が多いのも特徴です。採用時に企業から報酬を受け取るシステムですから無料で利用できます。

まとめ

警備業界で転職を繰り返す人が多いのは、仕事や給料に対する不満が多い上に、受け皿もたくさんあるからです。ただし、少し我慢して1つの職場で長く働いたほうが、いずれ仕事や給料で満足できるようになります。求職の際に自分に合ったところを探すのも大事です。転職エージェントが役に立つでしょう。

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