前の会社を懲戒解雇になった!警備員としての再就職は無理なのか?

前の会社を懲戒解雇されてしまったため、転職しやすい警備員に再就職したいと考える方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、懲戒解雇になったことを転職先に知られてしまった場合、転職できる可能性はどうしても低くなるもの。では、転職先にバレずに再就職することはできるのでしょうか?

警備員として再就職する際に前職調査があるって本当?

以前の仕事の経歴を調査する「前職調査」。2005年に個人情報保護法案が施行されるまでは当たり前のように行われていました。ですが、現在では本人の同意がなければ行うことができません。そのため、前職調査をされることはほとんどないといえます。

ただし、警備業界は例外です。本人の同意を得て前職調査を行うことが多々あります。なぜならば、警備員は警備業法で「欠格事由」という警備員になれない条件がはっきりと決まっているため。

欠格事由とは

・18歳未満

・犯罪を犯し刑を受けてから5年以内

・暴力団と関係がある

・アルコール中毒

などのことをいいます。

これらの条件にあてはまると、警備員になることはできません。

前職調査の方法は、調査会社を使って行う場合と企業が直接行う場合の2種類。企業が以前勤務していた会社に電話で直接前職調査した場合には、退職理由が懲戒解雇だとバレる可能性もあります。前職調査でバレてしまった場合、再就職が難しくなる可能性も否定できません。

前職調査がなくても懲戒解雇になったことがバレる?

前職調査を行わない警備会社の場合でも、懲戒解雇が退職理由だとバレることはあるのでしょうか?また、どのようなケースでバレることが多いのでしょうか?

再就職先に提出する履歴書でバレる場合

履歴書には以前勤務していた会社についても書かなければなりません。そのため、退職理由などを素直に詳しく書くと、懲戒解雇されたことがバレてしまいます。

履歴書は、書き方によって懲戒解雇されたことがバレないように工夫することも可能です。ポイントは、「賞罰の記載をする必要のない履歴書を選ぶこと」と「退職の理由をシンプルに書いておくこと」の2点。

賞罰の記載をする必要がある履歴書を選ぶと、賞罰についても書く必要が出てきます。賞罰の欄がないものにしましょう。また、懲戒解雇された会社について書く場合、「〇年〇月退職」とだけシンプルに書くようにします。そうすることで、嘘をつくこともなく退職したという事実のみを履歴書に記載することが可能です。

面接でバレる場合

面接において必要以上におどおどしてしまうと、何か隠しておきたいことがあるのではと怪しまれてしまいます。とにかく堂々としていましょう。

また、前職を退職した理由について詳しく聞かれた場合、バレることもあります。嘘をつくと経歴詐称したこととなり、いいことはありません。詳しく聞かれた場合には素直に懲戒解雇されたことを話しましょう。その場合、仕事に対する熱意などを前向きに話すようにし、印象をよくするのが大切です。

ちなみに、懲戒解雇の場合離職票には「重責解雇」と書かれます。ですが、離職票を懲戒解雇後の転職先に提出することはありません。普通解雇なのか懲戒解雇なのか離職票でバレることはないと覚えておきましょう。

まとめ

懲戒解雇されてしまい、警備員として再就職するのは簡単なことではありません。ですが、再就職しなければ、生活が大変なのも事実です。警備員に再就職できるよう、工夫をしてみましょう。

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