【2021年版】警備業はどんなコロナ対策をしているの?働いても大丈夫?

2021年、世界中で様々なコロナウイルス対策が取られています。日本でも、国からテレワークを推奨されていますが、警備員は現場で働く場合が多いので、リモートワークが難しい仕事です。「警備員として働きたいけど、コロナ対策がちゃんとされているのかわかんないな……」と不安に思う方もいると思います。しかし、警備業はコロナウイルス対策に努めています。今回は、2021年1月時点での警備の最新コロナ対策について紹介します。


この記事はこんな人にオススメです!

  • 警備会社で働きたいけど、ちゃんと対策が取られているのか不安。
  • 自分の働く警備会社がどれくらい対策出来ているのか知りたい!

警備員はエッセンシャルワーカー

エッセンシャルワーカーとは、人々の生活基盤の安定のために必要な労働者を指します。コロナウイルスの流行によりこの言葉も広まってきました。思い浮かべやすいのは、医療従事者やゴミ収集業者、警察、小売業者などでしょうか。コロナ対策としてテレワークをしたり、営業規模を短縮するのが難しい方々です。
警備員は工事があれば現場に配置されますし、スーパーやオフィスビルなどで防犯業務を行っています。その他、お店の売り上げを回収して輸送したり、要人の警護も警備員の仕事です。警備員もまた、人々の暮らしを支える立派なエッセンシャルワーカーなのです。

警備会社はどんなコロナ対策をしている?

2020年の12月、警備に携わる方々を対象に、アンケート調査を実施しました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございます。
アンケート結果は以下のようになりました。

(12/23 Twitterアンケート調べ)

全部のコロナウイルス対策をするというのは、やはり現実的に少し難しいようですね。また、「アルコールなどの消毒を置いてくれている」というコメントを頂きました。警備会社の方々も、やれることは各々やってくれているようです。

ケビーボ君
ケビーボ君
警備会社の方々のSNSをよく巡回するのですが、限られた中で工夫しているのがよくわかりマス。コロナを100%完全シャットアウト!は無理でも、出来ることをしていきたいですネ。

警備業協会のガイドラインガイドラインはご存じですか?

警備業に関するコロナ対策について、一般社団法人全国警備業協会からガイドラインが出されています。このガイドラインには、具体的な感染予防対策や職種ごとに注意する点などが記載されています。その時期の情勢に応じて随時改訂されていますので注意してください。
基本的に警備員は出勤前に体温を計り、電車やバスなどの交通機関を利用する際はマスクを着用する、時差出勤や徒歩、自転車等での通勤を推奨しています。
また、休憩室を利用する際は人数を調整するなどして密を避け、入室前後の消毒を徹底することを呼びかけています。仮眠室の寝具や備品も出来るだけ共用しないよう心がけています。 警備員は平均年齢が高く、定年後の高齢者が働いている会社も多くあります。持病がある方や重症化しやすい高齢者が感染しないよう、周知徹底を行います。 (参考HP:一般社団法人全国警備業協会HP

マスクの着脱方法

大事なのは、鼻から顎までをしっかり覆うことと、外す時にマスクの表面に触れないよう注意することです。また、マスクを長時間使用するのは避け、定期的に交換しましょう。

適切な手指の洗い方・消毒方法

手洗いは基本ですがとても重要な感染予防です。手の平だけでなく、指や爪の間や手の甲、手首までしっかり洗ってください。乾燥が気になる方は、手を洗った後に保湿クリームを!
液体アルコールでの消毒方法も、基本的に手の洗い方と一緒です。アルコールはすぐ乾いてしまいますので、タップリ付けてください。手全体を消毒できるよう心がけましょう。

警備員から感染者が出た場合

どんなに予防を徹底しても、感染の可能性を0にすることは不可能です。感染の疑いがある警備員が出勤する前であれば、出勤させず、場合によっては帰国者・接触者相談センターに相談します。また、感染した警備員と一緒に業務をしていた警備員が濃厚接触者と判断されな場合、保健所と相談して復帰のタイミングを決定します。
復帰後、感染した警備員が円滑に業務に戻れるよう、警備会社側も可能な限り配慮を行います。コロナによる差別など、あってはならないことです。

職種ごとに注意する点

マスクの取り扱いや手の消毒などの基本的な感染対策は共通ですが、職種ごとに特に注意するべき点があります。

1号警備(施設警備)

施設警備員は落とし物を取り扱うことがあります。落とし物からのコロナウイルス感染を予防するために手袋を着用すること、拾った後は手袋をしていてもアルコール消毒をすることを心掛けています。また、空港保安警備員などは手荷物検査などでお客様の荷物に触れたり、身体検査で衣服や体に触れる機会があります。この際も警備員はマスクと手袋を着用し、こまめにアルコール消毒を行います。
最近では飛沫感染防止のための透明のビニールシートが吊るされているのを見かけますよね。防災センターや監視室では複数人の警備員が一つの部屋で業務を行っていますので、密になる可能性があります。その中で警備員が1~2メートルごとに間隔をあけられない場合は、このシートを用いることになります。その際、火気を使用する機器や白熱電球などの熱源になりうるものの近くでは使用しないよう注意しています。
また、ポリ塩化ビニールポリカーポネートなど比較的燃えにくい素材のシートを使うことが推奨されています。 

2号警備(交通誘導・雑踏警備)

交通誘導警備雑踏警備は、不特定多数の人の近くで業務にあたったり、防犯機器や備品を複数の警備員が使用したりします。そのため、こまめな消毒や、警備員のマスクと手袋の着用が重要になります。

ただし、気温や湿度が高くなる夏場でのマスク着用は、熱中症につながる恐れがあります。2号警備員は屋外での業務が多いです。最低でも2メートル以上の距離が取れる場合は、熱中症に注意してマスクを外しても問題ありません。(周りの方々のご理解も得たいですが、残念ながらマスクをつけろとのクレームもあったそうです。) また、雑踏警備などで列の進行方向や場所の案内などを行う場合は、拡声器の使用が推奨されています。

3号警備(貴重品運搬警備)

3号警備などは2人以上で車を用いてお店などを回るため、感染のリスクが高くなりやすいです。さらに、防犯の理由から車の窓を開けてはいけないとされているため、3密状態を作りやすくなってしまいます。そのため、3号警備員はマスクを着用し、なるべく会話を控えること、車の換気機能を駆使して車内の換気に努めます。

4号警備(身辺警備)

身辺警備は要人など生命の危機にあるとされる人の警護を行います。室内だけでなく車や飛行機、列車などを利用することもあるので、警備対象者の濃厚接触者になる可能性もあります。対象者から感染しないよう、また、自分が対象者に感染させないよう、マスク着用とこまめな消毒を徹底します。

これからも警備業界はコロナ対策を続けていきます!

警備業は人々の生活のために働く、なくてはならない仕事です。これからもコロナ対策を徹底し、業務にあたりますので、皆様のご理解とご協力をお願い致します。 警備会社は様々なコロナ対策を行っています。時代に合わせて柔軟に対応している会社が沢山ありますので、警備員として働きたいと考えている方は、ケイサーチ!にご相談ください。

記事書きおじさん
記事書きおじさん
年末年始のニュースで仕事を探す人々が溢れている映像を見ると、警備業は人手不足なんだ!ぜひ来てくれ!とは思ったのですが、警備員って誰でも彼でも就ける仕事じゃないんですよね、法的にも、体力的にも。働く選択肢の中に警備員が入ってくるような求人を作れたらな、と思いました。

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