機械警備がきついって本当?色々聞いた話をまとめてみた。

機械警備といえば、AIや防犯技術の発達により近年注目を浴びている仕事です。これからの時代、警備員だけじゃなく機械を使って警備するのが当たり前になってくるのかもしれませんね。
ただ、機械警備はきついとの噂をチラホラ見かけます。本当にそうなのか、どんなところが挙げられるのか、向き不向きなんかを調べてみました。ここで紹介するのはあくまでも一部なので、機械警備で働きたい人は参考程度に考えてくださいね。

機械警備について簡単におさらい

「そもそも機械警備とはなんぞや?」という人のために、ちょっとだけ説明します。

機械警備は、「管制センター」と「機動隊員」の2つに大きく分けられていて、それぞれ役割が違います。防犯センサーが異常を察知すると管制センターに発報 (防犯機器が異常を察知して警報を鳴らすこと) され、管制センターが機動隊員に急行を指示したり、警察に通報します。指示を受けた機動隊員が現場に出動して、安全を確認したり、トラブル対応にあたります。 機械警備に関する国家資格もあったりします。

きついと思う人は実際にいるの?

さて、件の噂は本当なのか?ちょっと調べてみましょう。

確かに「機械警備 きつい」がサジェストにもありますね。勿論、万人に受ける楽な仕事なんてありませんし、不満の無い人はわざわざ書き込んだりしないでしょうから、ネガティブな意見は大きくなりがちです。それでも、きついと感じる人や、「機械警備ってきついのかな?」と思って調べる人が一定数いると言っていいでしょう。

こんな意見をよく見かけるよ

具体的にどんなところがきついと感じるのか?よく見かける意見をまとめると、機動隊員からの意見が多く見られました。
※全ての機械警備会社が、ご紹介する意見と同じではないことはご了承ください。

車中での待機が大変

機械警備員A
機械警備員A
うちの会社はずっと車内で待機しないといけない。屋外よりはマシだけど、夏は暑いし冬は寒い。いつ発報が来るのかわからないまま、車内で仮眠する。スマホとかで暇つぶしできるのはいいけどね。

異常が起きるまでは待機だから楽なのでは?と考える人もいるかもしれません。しかし、必ずしも快適な室内でのんびり待機できるわけではないのです!待機所が用意されている警備会社も当然ありますが、基本は車内でいつでも出動できる状態でなくてはいけません。
そもそもなぜ車内待機が多いのかというと、機械警備は警備業法によって「発報が起きてから25分以内に現場につかなくてはいけない」という努力義務が課せられているからです。到着が遅れたことが原因で被害が拡大した場合、警備会社が責任を問われることもあります。

基本コンビニ飯ばっかり

機械警備員B
機械警備員B
発報があったら急行しないといけないので、食事はすぐ買えるコンビニ弁当ばっかりになるのがきついね。ずっと続くと飽きちゃいますよ。

機動隊員はすぐに動けることが求められるので、レストランのような、出来上がるのに時間がかかるような場所での食事はできませんよね。気軽にマク〇ナル〇で……なんてことも当然できないので、残る選択肢は自前かコンビニ弁当になってしまいます。

誤報でも現場に向かわなきゃいけない

機械警備員C
機械警備員C
いざ発報があって現場に着いても結局誤報だった、なんてことが普通だよ。それでも安全を確認したりする必要はあるから行かないといけない。確認が終わってすぐ発報があって、同じ現場にまた行くこともあるよ。

発報=必ずトラブルがあった、というわけではありません。小動物が通ったり、隙間風や天候で防犯機器が誤作動を起こすこともあります。たとえ誤報であっても、その原因を調査しなくてはいけません。「見た感じ異変がなさそうなんで帰りますね」なんて警備員に言われたら、お客様も不安になりますよね。現場に行かないと誤報かどうかはわからないので、日によっては同じ施設を何往復もする場合もあるとか。

管制センターもスピードと正確性が求められる

機械警備員D
機械警備員D
管制員ですが、送られてくる発報を見て、どう対処するかをすぐに決めないといけないのがきついです。慣れないうちは苦労しましたよ。一日に何百件も送られてくるわけですけど、流れ作業で適当にやるわけにはいけませんから、一つ一つ丁寧に!かつ迅速に!かつ正確に!が求められています。

こちらは管制センターの方の意見のようです。 発報をうけて機動隊員に伝えるか、それとも通報するのか、機動隊員に伝える場合は誰がふさわしいのかを瞬時に考えて指示するわけですから、確かに気が抜けないですね。

機械警備に向いている人もいる

機械警備のここが大変!という意見をいくつか紹介しましたが、いい所と悪い所は表裏一体なんです。例えば、機動隊員の待機時間が長いというのは、暇つぶしが得意な人には嬉しいですよね。忍耐力のある人や、もともと夜型の生活を送っている人にも向いています。
ただ、機動隊員の求人の多くが普通自動車免許の所持を応募資格としているので、注意してください。

毎日沢山来る発報一つ一つを捌けるような管理能力のある人は、管制センターの仕事に向いていると言えます。また、警備員や他社からの依頼に対応することもあるので、コミュニケーション能力も求められています。屋内での業務なので体力的負担も少なく、高齢の方でも働きやすいです。

悪いことばっかりでもないよ!

ここまで読んで、「機械警備って大変なんだ……自分には難しいかも」と思った人もいると思います。さんざん脅してすみません。しかし、機械警備員のほとんどが警備未経験からのスタートです。仕事に慣れる前に辞めてしまう人がいるだけで、慣れてしまうと効率よく働けるようになります。
平均年収も高く設定されており、警備業の平均年収が約300万円の中で、機械警備は約450万円と言われています。勿論、年収を上げるためには資格を取得したり経験を積むことが重要になってきます。
また、機械警備は非常に社会貢献度の高い仕事です。夜に防犯センサーが鳴ったら、何が起きたんだろうと近隣の方は不安に思いますよね。そんな時に機動隊員が颯爽と現れて解決してくれるおかげで、また安心して眠ることができます。

機械警備は慣れるまでが大変!少しでも働きやすい求人を選ぼう!

機械警備は大変な仕事です。待機時間が長かったり、夜間の出動や瞬時の対応が求められます。働くうえで、これらの点は留意しておくべきでしょう。しかしその分、給与や社会貢献度が高く、非常にやりがいのあるとも言われています。

どうせ働くなら、少しでも自分に合った働き方を見つけたいですよね。「ケイサーチ!」なら、機械警備の求人を、様々な条件から探すことができます。無料転職相談サービスも受け付けているので、ぜひお気軽にご相談ください。

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