警備料金の相場はどのくらい?

サービスを利用するには当然料金が必要になりますが、警備の料金がどのくらいかかるのかを知っている人はあまりいないのではないでしょうか。ここでは、警備料金の相場について解説していきます。

1人1日8時間の警備料金相場

警備の料金は、内容や時間帯などによって左右されます。一般的な平日昼の警備であれば、1人分の1日の警備料金は8時間で12,000円から15,000円くらいが相場です。時間帯などによる警備料金の分類は、警備会社の公式サイトに記載されていることもあるので、参考にしてみるといいでしょう。

警備料金を左右する要素はたくさんあります。その中でも資格の有無や経験年数は警備料金に差をつける代表的な要素であるといえるでしょう。警備の仕事は、そうした違いによって交通誘導A・B、施設警備A・B・Cなどといったかたちで分類されています。警備員の資格は国家資格となっており、当然資格を持っている警備員を雇うほうが警備料金は高いです。だからといって、無資格者だけを雇うことはできません。

なぜなら、警備の現場には最低1人の有資格者を配備することが法律で定められているからです。資格の有無による警備料金の差はかなり大きくなっています。ある警備会社では、平日の警備料金は無資格者の場合は19,505円となっていますが、有資格者は22,936円です。また、地域によっても警備料金の相場は異なり、もっとも高いのは東京、千葉でもっとも安いのは青森、鹿児島となっています。

支払う警備料金の内、賃金となるのは6割程度です。それ以外の内訳は、福利厚生費2割強、現場作業における経費(安全管理費、宿舎費、送迎費など)が2割弱といった形になっています。

相場よりも安くまたは高くなるのはどんなとき?

さまざまな料金の相場がそうであるように、警備料金の相場も変動します。では、警備料金の相場に変動が起こるのはどんなときなのでしょうか。

相場より安くなる例としてまず挙げられるのは、長期契約や大口契約の場合です。警備会社によっては、長期契約や大口契約に対して警備料金の値引きをしてくれるところもあります。長期間や大口の契約する際には、なるべく値引きをしてくれるところを探すといいでしょう。
逆に、相場より料金が高くなる例としては、夜間や土日祝日の警備があります。夜間や土日祝日の時間帯の警備料金は、1日8時間で19,000円から23,000円程度と平日よりも高くなるのです。
また、警備料金は土地によっても変動します。一般に地方よりも都市部のほうが警備料金は高くなるのです。その理由としては、都市部の方が地方に比べて警備員の数が不足していること、人件費が高いことが挙げられます。

まとめ

警備料金の相場は、平日昼なら1人1日8時間で12,000円から15,000円くらいとなっています。相場は、資格や経験によって左右されます。警備料金の内訳は、賃金が6割、福利厚生費などが4割となっています。相場は大口契約などで割引されたり、夜間・土日の警備で割増されたりします。

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