警備員のパワハラはある?もしもパワハラ被害に遭ったときの対処法

社内の上司や同僚だけでなく、現場元請業者など様々な人と働くことから、警備員はパワハラに遭うことが多いと言われてきました。実態はどうなのでしょうか。また、不幸にもパワハラ被害に遭ってしまった場合は、どう対処したら良いのでしょうか。

警備員はパワハラがあるのか

警備員はパワハラが多い業界と耳にすることがあります。

警備員は社内の人間以外にも、現場元請業者や、作業従事者、同じ現場で働く社外の人など関わる人間が多く、これらの人からパワハラを受けることがあったからです。

実際にあったパワハラには、本来作業従事者が行う仕事をやらされるほか、社内では昼警備と夜警備を続ける「ダブル」や「トリプル」をやらされるといった例がありました。人格を傷つけるような暴言を吐かれるというのも、パワハラの被害事例に多いです。

しかし、パワハラ問題は社会的に認知されるようになってきており、パワハラが発覚した場合には、大会社であればあるほど大きな問題となり、会社の社会的立場が危うくなります。
また、労働施策総合推進法の改正により、会社のパワハラ防止義務について明言化されるようになりました。

さらに、近年警備会社は警備員の労働環境改善のためにパワハラに毅然とした立場を取るようになってきています。警備員=パワハラが多いという図式は変革しています。

もしも、パワハラに遭ったときの対処法

パワハラの被害を受けていると感じたら、一人で我慢してはいけません。何の解決にもなりませんし、パワハラがエスカレートして、追い詰められてしまう結果しかないからです。

では、パワハラに遭ったとき、具体的にどのように対処したら良いのでしょうか。

まずは、パワハラの内容を記録することです。スマホやICレコーダーなどで録音しておくと効果的です。録音が難しい場合はメモでも構いません。いつ誰からどんなパワハラを受け、自分がどう感じたか、またパワハラを目撃していた人などを残しておくようにしましょう。

そして、その被害の証拠を元に、他の上司や会社の相談窓口などの担当部署に相談します。もし、対処してもらえなかったり、それでも改善されない場合には、会社を管轄する地域の労働基準監督署が相談を受け付けてくれます。

また、現在の会社でパワハラが解決できそうにない場合には、他の警備会社に転職するという方法もあります。

まとめ

パワハラは社会問題として認識されており、きちんとした会社ならパワハラ防止に取り組んでいます。もし、警備員の仕事でパワハラを受けた場合には、しかるべき場所に相談して解決をはかりましょう。改善が難しいのであれば、他の警備会社へ転職することもひとつの方法です。

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